金融の豆知識

2018年から始まるつみたてNISAとは?

『つみたてNISA』ってなに?

近年、株やFX、仮想通貨など金融に関する様々な商品に投資・投機する人が増えてきました。
数千円単位という少額から始められるため、個人でも簡単に取引ができるようになってきたのです。

ここで紹介する『つみたてNISA(ニーサ)』もその少額から始められる投資の1つです。
つみたてNISAは2018年の1月から開始される小額投資非課税制度です。
つみたてNISAを理解する上では、この小額投資非課税制度(=NISA)の意味を理解しなければ始まりません。

ネット上には様々な解説の仕方がありますが、三菱東京UFJ銀行のWebサイトを見ると、非常にわかりやすく説明されています。

・少額投資非課税制度(=NISA)とは…

“一括投資またはつみたて投資による年間120万円までの投資額に対する利益が非課税になる制度です。”
http://www.bk.mufg.jp/isa/howto/index.html

もう少し詳しく説明すると、日本では株式や投資信託の投資に対しては、税制上20%かかる売却益と配当への課税がなされることになっています。
しかし、少額投資非課税制度では年間120万円までを上限に非課税となる、ということです。
課税されないことで、得た利益がより多く自分の手元に残るため、投資初心者から経験者まで人気がある制度です。

さて、少額投資非課税制度は、つまり2014年からスタートした『NISA』のことですが、2018年から始まる『つみたてNISA』とはどのような違いがあるのでしょうか。

『つみたてNISA』と『NISA』の違い

「つみたてNISAかNISAを利用してみたい!」という人は多いと思いますが、どちらが自分に向いているのか、どのような手続きから始めればいいのか、と戸惑う人も多いでしょう。
ここで、両者の違いを4つ挙げておきます。

○非課税投資枠

先ほど、少額投資非課税制度で説明した通り、NISAは非課税投資の上限が年120万円までです。
一方、つみたてNISAの場合は、年40万円となります。

○非課税期間

つみたてNISAは最長20年間の非課税期間が設定されていますが、NISAは最長で5年間です。
つみたてNISAは年間の非課税投資枠がNISAよりも少ない分、期間が長く設定されています。

○対象商品

NISAでは、上場株式、ETF(上場投資信託)、投資信託など幅広い金融商品から対象を選ぶことができます。
一方、つみたてNISAでは、一定の要件を備えた投資信託等(計114本)に限られています。
具体的にどのような商品が対象となるかを知りたい方は、金融庁が平成29年10月13日に公表した『つみたてNISA対象商品届け出一覧』をご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/26.pdf

○保有商品の移行

保有している先物取引やオプション取引のポジションを取引最終日までにいったん決済して、次の期限以降のポジションに乗り換えることを、金融用語でロールオーバーと呼びます。
つみたてNISAではこのロールオーバーができませんが、NISAでは可能です。
ただ、NISAからつみたてNISAへのロールオーバーは認められていません。

以上、これら4つが主な違いです。
ちなみに、つみたてNISAとNISAは口座開設の条件についてはほとんど同じです。
対象者は『日本在住の20歳以上』、必要書類は『マイナンバーと口座開設届書』で、どちらも金融機関の変更が可能です。
ただし、つみたてNISAとNISAの併用はできないことになっています。

つみたてNISAを利用するメリットは?

つみたてNISAを利用するメリットとしてぜひ覚えておきたいのが、『他の投資方法よりも大きく損失を被るリスクが比較的少ない』という点です。
理由は、投資できる対象商品がより安全な商品に限定されているためです。先ほど紹介した、金融庁が定めた基準を満たした114本の商品に限られているのです。
ですので、小額から確実にコツコツ資産形成を実現したい方や投資初心者の方には、大きなメリットがある制度と言えるでしょう。

つみたてNISAの口座開設手続きは『2017年10月』からスタート!

制度自体は2018年の1月からスタートしますが、口座開設の手続きは2017年の10月からスタートしています。
安定的な資産運用を考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、小額投資でリスクが低いと言っても、投資であることに変わりはありません。
ここで解説したつみたてNISAのポイントを参考にしたり、自分なりにリサーチしたりした上での申し込みをお勧めします。

2017年12月04日 703view
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