自動車の豆知識

冬の事故対策|スタッドレスの正しい知識

スタッドレスタイヤってどんな構造?

今やスタッドレスタイヤは、冬のドライブには欠かせない事故対策の1つとなりました。
冬の道は、凍結した表面に溶け出した水の影響で、非常に滑りやすくなります。

スリップによって、毎年、死亡・ケガの事故が全国で悲惨なニュースになっています。
スタットレスタイヤは、こうした自動車事故のリスクを最小限に抑えるために必要です。しかし、そもそもどのような仕組みのタイヤなのかを知らない人は少なくないでしょう。

スタッドレスタイヤのゴムには、特殊配合のゴムが使われています。
このゴムは、氷や低温の水、0℃以下の環境下でも硬化せず、しなやかさを維持することができる素材です。
しなやかさを維持できることで、氷でできた凹凸への接地面が安定し、道路をしっかりと引っ掻くことができるのです。0〜10℃の環境では、特に氷が溶けやすいと言われています。
秋〜春のはじめにかけて、この温度以下の環境が続く地域では、スタッドレスの活用は必須となります。

スタッドレスの正しい使い方 3つ

スタッドレスタイヤは、「ただ付ければ安全」というわけではありません。
正しい使い方をしなければ、効果を発揮できずに、事故のリスクを高めてしまうことになります。

○4輪セットで装着する

「前のタイヤだけ」、「片側の2輪だけ」といった中途半端な装着は避けましょう。
必ず4輪すべてにスタッドレスを装着するようにしましょう。たとえば、前輪だけ付けた状態で走行したとします。
前輪は引っ掻き(グリップ)が効くので、スリップを防げますが、後輪は滑ってしまいます。
そうなるとコントロールが乱れやすくなり、むしろ、事故の確率や程度が増してしまうリスクもあるのです。

○寿命が来ていないかチェック

スタッドレスタイヤの寿命は、「○年」と時間で表すよりも、タイヤのすり減り度で見極めるのがポイントです。
一般的な基準は溝の深さが、50%付近になると交換時期と言われます。
スタッドレスタイヤには通常、どれだけ磨耗しているかがわかる印があります。これをプラットフォームと呼びますが、この印がタイヤの表面に出ているほど、磨耗しているサインなので基準にしましょう。
ただし、磨耗していなくても「使わないまま数年放置していた」という場合は、ゴムが劣化している恐れがあります。
そのまま使うと危険なので、タイヤ店やディーラーに相談して安全性を確認してもらいましょう。

○雪道以外も慎重に

スタッドレスタイヤを装着したまま通常の道路を走る場合にも、注意が必要です。
ゴムの素材と機能が違うため、普通のタイヤと比べて、ブレーキを踏んだ時に止まる感覚・スピード、ハンドルの操作感、などに違いがあります。
スタッドレスをつけていることを意識して、慎重に運転するようにしましょう。

スタッドレスの保管方法

冬を越した後は、スタッドレスタイヤから普通のタイヤに戻すことになります。
スタッドレスタイヤを正しく保管することは、劣化を防ぐことにつながります。保管のポイントは、以下の5つです。

○暗くて涼しい場所に置く
○汚れや水は拭き取る
○室外に置く場合は、カバーで覆う
○オイル(油分)や発電機の近くには置かない
○タイヤの空気圧を半分にしておく

これら5つ全てを実践すれば、実践しない場合よりも、タイヤの寿命を伸ばすことができます。
ひいては、タイヤ代と事故の危険性を下げられるメリットにもつながります。
メモに控えておくなどして、ぜひ交換時の参考にしてください。

タイヤチェーンも活用しよう!

スタッドレスとともに冬の自動車事故対策のアイテムの1つとして、タイヤチェーンがあります。
2018年12月、国土交通省はこのタイヤチェーンの装着を全国の13区間で義務化することを公表しました。
高速道路は、長野県の信濃町インターチェンジと新潟県の新井パーキングエリアをはじめとした7区間、国道は山形県の国道112号の一部をはじめとした6区間です。
(参考:「NHK NEWS WEB」

義務化によって、交通事故や渋滞、立ち往生といった自動車関連の問題が減少すれば、この区間はますます広がっていく可能性もあります。
今スタッドレスタイヤしか利用していない人は、「早いうちにタイヤチェーンも準備しておくこともおススメ」します。

最終更新日 2019年01月18日 2653view
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