美容・健康の豆知識

二日酔いのメカニズムと正しい対策方法

二日酔いはなぜ起こるのか?

実は、二日酔いのメカニズムについては詳しく解明されていません。
お酒の飲みすぎが原因であることは明らかですが、それがなぜ悪い症状を起こすのかや、どうすれば最善の手段で治すことができるのかは、医学の世界でも不明点が多いようです。

二日酔いが起こる原因として有力と言われているのは、次の2つです。

○過剰なアルコールの摂取による脱水症状

お酒に含まれるアルコールには、私たちの体にある抗利尿ホルモンという物質の働きを抑制する効果があります。
抗利尿ホルモンは、利尿の働きを抑えるホルモンです。
つまり、普段以上に利尿が促進されることになります。お酒を飲むとトイレが近くなるのはこのためです。

たくさん尿を出すほど当然体内の水分も減ります。やがて脱水の症状を招き、血液はドロドロの状態になり、血液がスムーズに脳に行き渡らなくなります。
結果、脳に供給されるはずの血中に含まれる酸素や栄養分が不足し、細胞が死滅してしまいます。

この状態が、頭痛やめまいといった二日酔いの症状として現れると考えられています。

○軽度の離脱症状

離脱症状とは、「依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状」のことです。
タバコのニコチンやギャンブルの快楽と同じで、アルコールには依存性があります。
二日酔いによる頭痛やめまいといった症状は、飲み過ぎたアルコールから離脱したことによる、依存の反動だと考えられているのです。

タバコに依存している人が、急にやめたとたん集中力が続かなくなったり、気分が悪くなったりする現象もこの離脱症状によるものだと言われています。

二日酔いになる前にできる対策

二日酔いは事前の予防が何よりの対策のカギです。二日酔いの主な原因となるのはアルコールです。
つまり、お酒を飲む前にアルコールが体に吸収されるスピードや量を抑えることができれば、効果的な予防となります。

その方法は、次の3つです。

○空腹状態のときはできるだけゆっくりと飲む
○胃に吸収されにくい「脂肪」が多く含まれた食べ物を摂る
○アルコール分の低いお酒を飲む

この3つの方法を併用すれば、二日酔いになる確率を大幅に抑えることができるはずです。

稀に、「お酒を飲む前に牛乳が効果的」と言われますが、実際はあまり意味がありません。
牛乳には多少脂質が含まれていますが、数パーセントほどなので、アルコールの吸収を抑制するまでの効果は期待できません。

二日酔いになった後にできる対策

二日酔いにならないように意識していても、その場が盛り上がるとつい飲み過ぎてしまうものです。
頭痛や気持ち悪さをできるだけ早く改善するためには、次の3つの方法を実践してみてください。

○塩分の含まれた水分を摂る
○できるだけ吐かない
○ぬるま湯につかる

塩分には、補給した水分を体内に保持する役割があるため、普通の水を摂取するよりも効果的です。
市販されているスポーツドリンクやみそ汁などが適しています。

また吐き気がする場合は、できるだけ吐かないことをおすすめします。
1~2回であれば問題ありませんが、たくさん吐いてしまうとアルコールとともに胃酸も出てくるため、食道や胃の粘膜にダメージを与えます。

ぬるま湯につかるのが有効な理由は、体を温めることで血管を広げ、ドロドロになった血液をサラサラにする効果があるためです。
水分や酸素、栄養分を素早く循環させ、二日酔いの症状緩和につながります。

誤った知識は悪化の元!

二日酔いの原因や対策方法に関しては、正確でない情報があふれています。
先ほど説明した「牛乳は効果的」といったものをはじめ、「熱いお湯に浸かった方がいい」、「とにかく冷たい水をがぶがぶ飲んだ方がいい」といった情報はいずれも誤りです。
誤った情報を実践すると、二日酔いをさらに悪化・長期化させる原因となります。
ここで紹介した情報を参考にしながら、正しく実践できるようにしましょう。

2017年09月01日 3226view
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