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自作リラクゼーション照明の作成【応用編】~扇を使って作る和風間接照明

扇を使って作る和風間接照明

オリジナルの照明は部屋の雰囲気を大きく変えることができるインテリアの一つです。 難しいように見える自作照明ですが、手順さえ覚えれば安全で簡単に作成することができます。

今回は、扇子を使用した照明の作成方法を紹介します。和風照明ですがどのような部屋のインテリアとしても使用することのできるデザインで照明を作成します。

扇型照明は扇の形を邪魔しないようなデザインで照明ボックスを作成します。
あたかも扇が光っているように表現できるような照明を作成するので、配線の作成や照明ボックスの作成を行ないます。
配線に関してはスイッチの無いシンプルな配線を組み、照明ボックスは上部を開放させたボックスをMDF板で作成します。
耐久性に関しては市販の照明と同様の耐久性を持った照明です。

配線に使用する道具は左上から順番に紹介します。

【圧着工具】
配線や端子などを圧着させるために使用します。圧着端子を使用して配線を繋げる場合に必要な工具です。

【電工用ニッパー】
配線のカットや配線の被覆を向くために使用するニッパーです。電工用なので配線が切りやすく、被覆を向くための穴などがあります。

【ドライバー】
配線などの固定や接続にドライバーを使用します。一般的なもので十分です。

【圧着用具】
配線を繋げるための端子です。圧着端子には様々な種類があるので目的に合わせて選びましょう。
電気配線の加工は専用の工具を使用して適切に行なえば、自作であっても危険性は殆どありません。ただ、自作照明に関しては自己責任ということを忘れずに理解しておきましょう。

電気配線に使用するのは「プラグ付き電源コード」と「電球ソケット」です。
配線付き電源コードはコンセントプラグと電源コードが一緒になった商品です。使用したコードは“125v7A”です。このコードでは700Wまでの電球を使用することができます。
電球ソケットE12金口とE17金口のソケットを用意しました。E12ソケットは250v1A、E17型のソケットは250v3Aまで使用することができます。
用意した2種類の内、今回はE17金口のソケットを使用します。E17型は一般的な電球のソケットよりもやや小さいサイズのソケットです。E17金口は一般的に「小型電球タイプ」と呼ばれており一般電球タイプ(E26金口)に比べて消費電力が少ない電球を使用します。

用意した電気プラグと電球ソケットを組み合わせて照明配線の作成を開始します。
配線の被覆を剥き、Y型の圧着端子を取り付けます。
Y端子取り付け後は電球ソケットに配線を取り付ければ配線の作成は完了です。今回はスイッチなどのパーツを取り付けないので、これで配線は完了です。
電気パーツの定格が異なる場合には、最も低い値が許容電流になります。今回はE17金口のソケットの3Aというのが照明の許容電流なので、電球は300W以下のものを使用することができます。

扇は閉じた状態で長さが21cmものを使用します。素材はポリエステル製で、耐熱性が高いという特長を持つ素材なので熱の心配はありません。
ポリエステルなので光の透過性も良くランプシェードとしては向いている素材といえるでしょう。




ランプボックス本体はMDF板を使用します。MDF板は29cm×35cmの板を2枚用意しました。
扇のサイズによって必要なMDF板のサイズは異なりますが、21cmの扇は開くと37cm程度になるので 【MDFとは?】 MDFは木材繊維を成形した合板で乾燥による変化に強いという特徴があります。家具やカラーボードなどにも使われる素材としてMDFは身近な材料です。
耐熱性や特性に関しては木材とほぼ同様なので、ノコギリを使用した切断やボンドによる接着など木材の加工方法と同じ手順で加工することができます。

MDF板を扇と同じ形に加工するために形状を写します。
扇は完全に開いた状態で形を写で写すのがポイントです。 ここで作成した板は照明の背面板になります。





扇の形を写したMDF板を切り取り扇と同じ形状に加工します。加工にはノコギリを使用します。
通常のノコギリでは曲面を切るのが難しいので、使用するノコギリは“糸鋸”を使用します。糸鋸は手動、電動どちらでも構いませんが、糸鋸盤を使用すると簡単に加工することができます。
最近ではホビー用の糸鋸盤も比較的に安価で入手できるようになったので、木工などに興味がある場合には購入を検討するのも良いでしょう。

照明ボックスの組み立てを行ないます。
扇状に加工したMDF板にMDF板や棒を使用してボックスを組み立てます。

MDF板を8cmと6.5cm幅の板2枚を切り取り扇状に加工した板の平らな面に2枚貼り付けます。
8cmの板は向かって左側、6.5cmの板は左側に配置します。
MDFの組み立てには木工用ボンドを使用します。MDFは木工用ボンドと相性が良くペーパークラフト感覚で組み立てることができます。
板が直角になるようにテープなどで仮止めをしてボンドが乾燥するまで待ちます。

作成のポイント

8cmと6.5cm幅の板2枚で段差を付ける理由は扇の形状のためです。扇を広げてみると分かるのですが、扇骨組みを重ね合わせるので左右には高さの違いがあり平面で固定するのは難しいので段差を付けて固定します。
扇によって骨の太さ、本数なども異なるので扇に合わせて加工するというのがポイントです。

扇状にパーツにいたMDF板2枚を接着しました。MDF2枚を木工用ボンドで張りつけただけですが強度は高く多少の衝撃で壊れてしまうことはありません。
さらに取り付けた2枚のパーツは扇の形状に合わせて微調整を行ないました。




続いて、扇の上面を支えるパーツをMDF板で作成します。薄いパーツなので注意しながら加工を行なう必要があります。
今回は糸鋸盤を使用してパーツを加工しました。幅が1cmと薄いパーツなので木材を使用すると木目によっては割れてしまう可能性があります。
MDFは木目が無く強度が均一な合板で非常に加工の簡単な材料です。
加工が難しい場合には竹ひごなどを使用して骨組みを作成することができます。竹ひごは熱によって曲げることができます。

作ったパーツを扇形の照明ボックスに取り付けます。1cm角の棒を補強材として使用して上の写真のように組み立てれば照明ボックスは完成です。
組み立てを行なう際には、テープなどを使用して仮止めを行なうことで簡単に組み立てることができます。
照明ボックスの本体の作成はこれで完了です。残る作業は“配線の取り付け”と“扇の取り付け”作業になります。残る作業は比較的に簡単な作業のみなので、次回は完成に向けてラストスパートです。

配線と照明ボックスが完成し、残る作業はパーツの組み立てのみとなりました。
残る作業は簡単な作業ですが、完成まで気を抜かずに作業を進めます。

ボンドの乾燥を終えた照明ボックスです。
上部の格子状の部分が水車のように見え、思いがけず和風の見た目に仕上げることができました。今回は上部に関しては何も取り付けず開放した状態で使用します。
LED電球など発熱の少ない電球を使用する場合には障子紙などを張ること和風の雰囲気を高めることができます。
ボンド乾燥後一度全てのパーツに緩みが無いかを確認したところ、緩みや隙間などがあったのでボンドを充填し強度を高めます。
多少の隙間であれば木工用ボンドで充填することで強度を高めることができます。大きな隙間の場合にはパテなどを利用して塞ぐ必要があります。

照明ボックスの修正が終わったら、配線の取り付けを行ないます。
使用したソケットはボルトとナットで固定するタイプのソケットです。取り付け位置に穴を開けて留めるので電球の脱落の心配がありません。

ソケットの固定は確りと行なう

自作照明を作成する際にはソケットの固定には注意を払う必要があります。
ソケットの固定が確りと行なわれていない場合、電球の破損やショートなどの危険性があります。
ソケットの固定は配線の組み立てに次いで安全性に係わる作業です。確りと行うということが大切です。

ソケットの取り付け後に一度、点灯確認を行ないます。
使用した電球はE17金口の蛍光ランプです。蛍光ランプなので光は比較的に強く間接照明としては十分です。
10分程ランプをつけたままにしましたが、熱気は上部から排出されている様子なので熱の心配は不要でした。
格子状のフレームから漏れる光が扇状に広がるので、壁に反射した光も扇状になり雰囲気の良い間接照明になりそうです。

配線や熱などに問題が無かったので扇子を固定します。扇子は2箇所だけ釘を使用するだけで固定することができます。
扇子を取り付けて点灯をしたのが上の写真です。カメラで撮影するとランプの光が強く映ってしまいますが、肉眼では模様扇子の模様をはっきりと見ることができます。
扇を利用している和風照明なので和室の照明は当然ですが、洋室や廊下、玄関など様々な場所でも違和感無く使用することができます。
扇は短い釘で2箇所だけの固定なので季節に合わせて替えるというのも良いでしょう。

間接照明の設置は壁際に

作成した照明は間接照明なので“壁に沿わせて設置する”というのがポイントです。
間接照明は直接の光を利用するのではなく壁に反射した光で部屋を照らします。そのため間接照明を設置する場所は、壁際や天井など光の反射を利用できる場所が最適です。

自作リラクゼーション照明を作ろう【入門編】
自作リラクゼーション照明の作成【初級編】~100均でオリジナル照明を作ろう
自作リラクゼーション照明の作成【中級編】~ランプシェードを布でおしゃれにアレンジしよう

2014年12月08日 9907view
この記事は作成から1年以上経過しています。情報が古い場合がありますのでご注意ください。
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