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夏に向けて知っておきたい プールに潜む危険性まとめ

思い切り楽しむためは予備知識が重要

プールは大人にとっても子どもにとっても、大きな夏のイベントの1つです。
毎年多くの人が夏休みやお盆休みなどの長期休暇を利用して、テーマパークや公共施設のプールに足を運びます。

しかし、その裏にはプールに関する悲惨な事故・事件が、毎年ニュースで報道されている事実もあります。

平成27年に全国で発生した水難事故は1450件で、人数は1635人にも上ります。
そのうち約半分の791人が亡くなったり行方不明になったりしています。(「 政府広報オンライン」より)

この数字はプールで起こったものだけではありませんが、いずれも水に関わる事故であることに変わりはありません。

そして報道される事故・事件以外にも、私たちの健康に悪影響を与えるリスクがいくつか潜んでいます。
これらの災難を予防し、夏のプールを思いっきり楽しむには、あらかじめ安全に対する予備知識を持っておくことが大切です。

プールに潜む3つの危険性

1.熱中症

「プールで熱中症?」と思う人もいるかもしれませんが、実はプールは熱中症が起こりやすくなる要因がたくさん潜んでいます。
屋外プールでは直射日光が、長時間体に直接照りつけます。
子どもを見守る親やプールサイドで体を焼いている人などは、強い直射日光によって、体から常に汗を出し続けていることを意識しましょう。
また、室内プールでも油断は禁物です。室内は湿度が90%以上にもなる多湿環境です。
体の熱が皮膚から外に逃げにくい状態になり、熱中症のリスクを高めることになります。 さらに、人は水中にいてもたくさん汗をかいていることをご存知でしょうか。
地上よりも体へかかる抵抗が大きく、筋肉の運動量が通常よりも激しくなるためです。
汗をかいている実感が持てないため、自己管理が苦手な子どもなどは特に注意する必要があります。
プールでの熱中症予防のためには、最低でも1時間に1回、できれば30分に1回は、水分・塩分補給するための休憩を取ることが大切です。

2.肌荒れ

プールは肌荒れによる健康被害がたくさん起こります。
肌荒れを引き起こす要因としては、次のようなものがあります。

○消毒に含まれる塩素
○皮脂が過剰に洗い流されることによる乾燥
○日焼け

アトピー性皮膚炎や乾燥性の敏感肌の傾向がある人は、塩素によって肌がしみる、痛くなる、かゆくなる、といった症状が起こり得ます。
また人の皮膚は乾燥から肌を守るために、一定上の皮脂が必要と言われています。
プールで長時間遊んでいると、その皮脂が過剰に減り乾燥しやすい状態になります。
これは直射日光による日焼けのダメージを、普段以上に強く受けてしまう要因です。
脱水症状や肌の炎症を招くリスクが高まるため、注意が必要です。

3.危険個所での事故

プールにはたくさんの危険個所があります。 特にプールサイドやスライダーの階段、子どもプールのオブジェなど、水気がありぬめりが発生しやすいところは、すべって転倒しやすい代表的な場所でしょう。
多くの子どもはその危険性を認知しておらずつい走ったりふざけたりしてしまうため、親が十分に見守る必要があります。
他にも、水深が急に深くなる部分、スライダーの着水口、給水・排水口といった場所も危険なところです。
子どもには、プールに入る前にこうした危険個所を確認させておき、できるだけ近づかないように声をかけておくことが予防につながります。

事故が起きた時の対処法

予防をしていても事故は起こってしまうものです。
いざというときに素早く対処することで、被害を最小限に抑えることができます。 その手段として絶対に覚えておきたいのは、すぐに監視員や従業員に助けを求めること、です。
プールで働く監視員や従業員は、救助に関する知識を身に付けている人がほとんどです。
最近では心肺蘇生法の基本的な知識・スキルを身に付けている人も増えましたが、生兵法は大けがの元です。

いざというときは自分だけで対処しようとせず、周りに積極的に声をかけることが、命を救う確率を高めることになります。

2017年07月26日 3046view
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