ライフスタイルの豆知識

電気代の掛からない防寒対策…節電して冬を乗り越えよう

冬の電気代はこんなにかかる!

『冬は1年でもっとも電気代がかかる季節』だということを知っていましたか?
もちろん地域にもよりますが、全国の平均では12月~2月にかけての冬の電気代が1年の内でもっとも高い傾向にある、というのが一般的です。

電力比較サイト『エネチェンジ』によると、2018年の関東地方の冬の電気代は、月ごとに以下の料金となっています。

・12月 約9,000円
・1月  約12,000円
・2月  約13,000円

やはり1年でもっとも気温が下がると言われる2月が一番高くなる傾向にあるようです。

どうしても高くついてしまう電気代に家計を悩まされてきた人は少なくないでしょう。
電気代を抑えたいからと言って、『暖房器具を使わない』という選択肢は取れません。

何とか電気代を抑えて寒さをしのぐ方法はないものでしょうか。
ずばり、いくつか方法はあります。
次に、『誰でもできる電気代のかからない防寒対策』を4つ紹介します。
ご家族の方、一人暮らし、彼氏・彼女と同棲中の方、どの立場の人でも実践できる方法なのでぜひ参考にしてください。

電気代のかからない防寒対策 4つ

○部屋の気密性を高める

エアコンの暖房やストーブで温めた空気は、知らぬ間に窓のスキマから外に出ていきます。
暖気が逃げいく分、暖房器具の働きは強くなるため余計に電気代がかかってしまうことになります。

そこで部屋の気密性を高めるための工夫をしましょう。
おススメの方法は主に3つです。

・梱包用のプチプチを窓やサッシ付近に貼る
・市販の気密シート、気密パッキンを貼る
・市販の断熱シートを貼る

また見た目は少し不格好ですが、養生シートや段ボールといった物も気密や保温に役立つアイテムです。

○床にマットやシートを敷く

床がフローリングでそのままの状態にしている人は、そこからも冷えが発生します。
畳よりも熱を逃がしやすいので、冷たく感じやすいのです。絨毯やマットを敷くことで、そのひんやり感を抑えることが可能です。

また、断熱シートは窓用だけでなく床用のものもあります。
アルミシート、銀シート、保温シートなど名称は様々ですが、いずれも絨毯やカーペットの下に敷くことで、床からの冷気を遮断してくれる優れものです。

さらに、窓と同じように、段ボールを敷くという手段もあります。

○厚着する

かなり原始的な方法ですが、意外と見逃しがちなのが厚着をして防寒する方法です。
服を着るだけなのでもっともコストがかかりません。最近では、部屋用のおしゃれな防寒服が多く販売されており、安価で手に入れられるものもたくさんあります。

また、和風の着衣の一種である綿の入った半纏(はんてん)も、昔からある防寒用の服として冬におススメのアイテムです。

○お風呂に入る時間を調整する

「夜から朝まで暖房をつけっぱなしにしている」という人も少なくありません。
1日の内の睡眠の時間は1日のうちの約3分の1(約8時間)あります。その時間、暖房をつけている人とつけていない人では、電気代に大きな差が出るのは当然です。

寝ている間の暖房料金を少しでも節約するためには、お風呂に入ってからすぐに布団に入ることがポイントです。
お風呂上りに自分の皮膚から湯気が立っている光景を見たことがあると思います。あの蒸気は体から熱が抜けている状態です。
つまり、お風呂から出てすぐに服を着て布団に入れば、熱が身体から出ていく現象を極力抑えることができます。
「冬は就寝30分前にお風呂に入る」といった習慣をつけるといいでしょう。

寒さを我慢し過ぎるとデメリットも

以上、4つの防寒対策を紹介しました。
これらをどれか1つだけではなく、できるだけ多く併用することで相乗効果が生まれるのでより高い防寒効果が期待できます。

実践する上で注意したいのは、『無理に寒さを我慢し過ぎないこと』です。
無理に我慢すると、『冷え性』、『むくみ』、『血流不順』、『内臓機能の低下』、『風邪』といった健康被害が生じるリスクがあります。

「今日は特に寒いから長時間暖房をつけてもOKの日にしよう」などと、自分りに調整しながら無理のないペースで電気代の節約を目指しましょう。

最終更新日 2022年12月16日 24643view
この記事は作成から1年以上経過しています。情報が古い場合がありますのでご注意ください。
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