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お花見の由来って?本当の意味や楽しみ方を紹介

意外と知らない「お花見」のあれこれ

皆さんはお花見と言えば何をイメージするでしょうか。
桜、宴会、酒、日本の伝統行事、など人によって様々あると思います。
ただ、お花見は、元々は庶民が楽しむイベントではなかったことはご存知でしょうか。

また桜は今でこそ日本を象徴する花として有名ですが、昔は別の花の方が日本の象徴として愛でられていたことも知らない人が多いのではないでしょうか。
ここではお花見について、由来や歴史、楽しみ方などについてご紹介します。
意外と知られていないお花見のルーツを知って、今年のお花見を存分に楽しみましょう。

お花見が庶民のイベントになったきっかけ

お花見が今の形の『庶民の宴』としての始まったのは、江戸時代からだと言われています。
元々は貴族や武士が楽しむイベントだったものが庶民に広がったきっかけは、2つあります。
1つは、江戸時代に入り桜の種類が増えて、寺社や身近な山などに埋められるようになったことです。
お花見の桜と言えば、ソメイヨシノですが、ソメイヨシノができたのも江戸時代だと言われています。
ある植木屋が2つの桜を掛け合わせてできた交配種が、ソメイヨシノと名付けられたのです。

そしてもう1つの理由は、江戸時代には様々な庶民文化が発展したことにあります。
江戸時代はお花見に限らず、七夕や正月といった庶民が楽しめるイベント・行事が浸透し始めました。
約300年も続いた徳川政権ですが、政権が安定して続いたことも大きな理由でしょう。
安定した生活の下で庶民の生活も安定し、イベントや行事が一定の形となり浸透・発展してきたのだと考えられます。

そして明治以降になると、ソメイヨシノを中心とした桜が沿道、公園、河川敷といった、様々な場所に埋められました。
こうして桜そのものが身近に目につくようになったことと、日本の高度成長で余暇を楽しめる人が増えてきたことで、お花見はますます楽しまれるようになったのです。

私たちが当たり前のように楽しんでいるお花見は、今の形となってからはまだ100年ほどしか経っていないことがわかります。

お花見の由来と歴史

お花見が江戸時代に庶民のイベントになるまでには、長い年月がかかりました。
元々お花見は、宴をする行事ではなく、古代から始まった呪術的な行事だったのです。
古代の人々が、桜の木の下で豊作や健康を祈っていたことが始まりと言われています。

花を愛でる行事として浸透したのは、奈良時代になったころです。
日本では桜よりも梅の方が美しい花として認識されていましたが、奈良時代になり『万葉集』などの歌に詠まれ始めたことや、貴族のイベントとして楽しまれたことによって、徐々に愛でる対象となっていきました。

平安時代になると、さらに、歌や『源氏物語』などの読み物にも桜が登場するようになりました。
そして鎌倉時代から室町時代は、江戸につながる庶民の文化や行事が発展した時期でもあります。
経済も発展し、庶民のイベントとして『桜の下での宴=お花見』として浸透考えられています。

お花見は時代とともに形を変えてきたことが分かります。
お花見の歴史を知ることは、私たちの先祖の生活を知ることにもつながっているのかもしれません。

お花見の楽しみ方

日本で古代から連綿と受け継がれてきた、お花見イベント。
ただ飲んで食べてだけでは風情がありません。
おすすめの楽しみ方を3つ挙げるので、ありきたりなお花見にウンザリしている人は試してみてください。

○家族、友人、サークル仲間などで桜の木の下で川柳大会をして楽しむ
○屋形船や河川敷の床(ゆか)など、特別な場所で花見を楽しむ
○色々な場所の桜を周り、桜の種類や景色の違いを味わいながら楽しむ

いかがでしたか?
近年、春になっても寒い日が続くことやお酒を飲む人が減ってきていることなどから、外でお花見をする人は減ってきています。
ただ、紹介したように、お花見の楽しみ方は飲んで食べるだけではありません。
一時しか咲かない美しい桜の花を存分に楽しむために、毎年違った形でのお花見ができるよう工夫してみてはいかがでしょうか。

2018年03月14日 3870view
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