仕事の豆知識

仕事の集中力を高める方法

仕事で集中しにくい原因

どんなに仕事が好きな人でも、またどんなに優秀なビジネスマンでも集中できないときは必ずあるはずです。
中には、「最近は毎日集中できなくて悩んでいる」という人もいるでしょう。
集中力が途切れてしまう原因は人によって様々ですが、大別すると次の３つの原因に分けられます。

・体や心が疲れている
・仕事に対するモチベーションが下がっている（今の仕事が好きじゃない）
・仕事の進め方や環境が自分に合っていない

このうち、疲れが原因で集中できないケースは、仮眠を取ったり休日にリフレッシュしたりすることで、比較的簡単に復活させることができるでしょう。
モチベーションの低下が原因のケースも、人事異動や転職といった可能性や望みを見出すことで解決することができます。

ただ、最後の仕事の進め方や環境が原因で集中できないケースは、自分だけで効果的な解決方法を見つけるのは難しいものです。
自分の業務を客観視して、「集中力を上げるためには何を改善する必要があるのか？」を探すのは簡単ではありません。

ここでは、「1日の業務をどう進めれば集中しやすくなるのか」や「仕事環境をどう変えれば集中しやすくなるのか」といった仕事の進め方の改善に焦点を当てながら、集中力を高める方法をご紹介します。

集中力を高めるメリット3つ

そもそもなぜ集中力を高める必要があるのかですが、集中力を高めるメリットが主に３つあります。

○生産性が上がる

集中して業務をこなすことで、時間あたりの生産性が上がります。

○社内評価が上がる

生産性が上がることと集中して取り組んでいる姿を先輩や上司などに見せることで、社内評価がアップします。

○余暇が増える

集中して仕事を早く終わらせることができれば、平日にも自由な時間を確保することができます。
また日々の仕事の充実感が増し、休日も存分に楽しむことができます。

集中力を高めて、これらのメリットを享受するには、次の３つの方法を実践することが重要です。

仕事の集中力を高める方法　3つ

○TO-DOリストを作る

TO-DOリストとは、日常にするべき業務を記録したリストのことです。
仕事の前日に、次の日に行う仕事を紙に書き出しリスト化しておくことで、当日の仕事にスムーズに取り掛かれるようになります。

できるだけ正確に優先順位をつけて、効率的に進められるように作成することがポイントです。
優先順位をつけにくい場合は、劣後順位をつけていく（やらないことから決めていく）という方法が有効です。

○シングルタスクを基本にする

仕事量が多いときは、複数の仕事を同時並行的に進めて早く済ませてしまおうとしてしまいがちです。
複数の仕事を同時行うことをマルチタスクと言いますが、マルチタスクは集中力が散漫になりやすい進め方であるため、人によってはお勧めできません。
過去に、「複数の仕事を同時に進めて、焦って失敗した苦い経験がある」という人は、マルチタスクではなく、シングルタスクで仕事を進めましょう。
1つ１つを確実にこなしていくことで、集中力だけでなく業務の質も上げられる可能性があります。

○集中できる環境を作る

「机の上に赤や黄色など、目に留まるような物を置かない」、「仕事中はスマホをカバンに入れておく」、「業務中の電話はあとで折り返すようにする」といった工夫をして、目の前の仕事だけに集中できる環境を整えることも重要です。

さらに、人によって効果の差はあると言われますが、集中できる香りのものを周りに置いておくのも有効です。
匂いとして代表的なものは、ローズマリー、ミント、レモン、ユーカリ、オレンジなどがあります。
ハーブティのようにお茶として飲んだり、柑橘系のオイルをハンカチに染み込ませたりするなど、色々試してみましょう。

どうしても集中できない時は・・・

これら3つを並行して実践していけば、徐々に集中力は高まっていくはずです。
ただ、日によっては「何を試しても集中できない！」という場合もあるでしょう。

そんなときは、その日は思い切って仕事を切り上げてしまうのも英断です。
ダラダラと続けていると、大きなミスをしたり疲れを翌日に持ち越したりしてしまう可能性があります。

「早く帰るのは周りの目が気になる…」と不安に思う人もいるかもしれません。
ですが、あなたが普段から集中して業務に取り組んでいる姿を見せていれば、たまに早く切り上げたからといって社内の目が批判的になることはないはずです。

以上、ここで紹介した集中力を高める方法を参考にしながら、集中力を自分で管理する習慣をつけていきましょう。

最終更新日 2018年06月15日 6269view

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