教育の豆知識

聞いてびっくり?シンガポールの学校教育

日本にも真似できるところがあるのかも!?

全世界で共通して行われるテストPISAで近年好成績を取り続けるシンガポール。今回はその成功の秘訣を探ってみましょう。日本にも真似できるところがあるのかもしれません。

中学校は自由に選べない?

シンガポールは小学校卒業時の成績で、どの中学校に進学するかがほぼ決まってしまいます。ですから必然的に同じ中学校には自分と同じくらいの成績の生徒が入ってくることになります。これにより、教師は効率的にクラス全体を教えることができるようです。
しかしこの制度には、成績が良すぎるがために、もう少しレベルは低いが本当に行きたい学校に行けなくなってしまうという弊害もあります。

徹底的なデータ管理

また、全員の成績データがコンピュータで綿密に管理され、さらに過去の生徒分も全て蓄積されているということも特徴的です。この膨大な過去のデータと照らし合わせて、入学時に卒業時の成績を予測することができるため、その「予測値」を超えるということが生徒も教師も頑張る動機になるのだそうです。予測値を大きく超えた生徒、またそれに貢献した教師は表彰されるという制度もあります。

課外活動・芸術活動が知識の詰め込みより優先

学校は数学や理科といった教科よりも、むしろスポーツや芸術、ボーイスカウト活動などを奨励して沢山の賞を設けています。知識詰め込みの勉強だけではないということですね。
これにどういった学習効果があるか直接は分かっていませんが、人間の幅を広げる教育としてはとても大事なものになってくるでしょう。

これらを日本にどう生かすか

これらのシンガポールの教育方法の善し悪しを一概に判断することはできませんし、これを日本に生かすべきだと言っているわけでもありません。
しかし、事実シンガポールは国全体として優秀な成績を挙げているわけですから、日本でも何かしらの気づきがここから生まれるかもしれませんね。

最終更新日 2014年03月10日 16842view
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