金融の豆知識

融資審査に落ちる人に共通する4つのポイント

融資審査の基準って何?

銀行や消費者金融から融資を受けるときに必ずあるのが、審査です。審査があるのは、年収数千万円稼ぐ人でも100万円の人でも同じです。
ただ当然、前者は審査に通りやすい人、後者は通りにくい人、ということになります。
つまり、原則収入が低い人の方が、お金を借りられる可能性は低いということです。

ただ、金融機関から融資を受けるためにクリアするべき審査基準は、年収だけではありません。例えば以下のような基準が設けられています。

・勤務先
・雇用形態
・勤続年数
・家族構成
・持ち家or賃貸
・過去と現在の借入歴

ここでは、これらの基準を踏まえて、融資の審査に落ちる人のポイントについて詳しく見ていきます。

融資審査に落ちる人のポイント 4つ

融資は、住宅や車などのローンを含めれば、遅かれ早かれほとんどの人が受けることになります。
今は必要ないと思っている10代、20代の人も、近い将来のための予備知識として持っておきましょう。

○借入額が年収の3分の1を上回る

個人への融資額は、貸金業法によって、年収の3分の1までと制限されています。この仕組みを総量規制と言います。
近年まで総量規制は、主に消費者金融に対して課される制限でした。しかし、ここのところ貸金業者ではない銀行」にも総量規制の導入が促されています。
つまり年収が低い人ほど、銀行であろうと消費者金融であろうと、希望額の融資を受けるのが難しくなってきているというのが現状です。

ちなみに、住宅ローンの場合は、返済負担率という仕組みがあります。返済負担率とは、年収に対する年間の返済額の割合のことです。
割合は、年収の30〜35%に制限されているのが一般的です。ローンを組む際は、年間の住宅ローンの返済額が年収の35%以内に収まっているかどうかが見られることになるので、今後審査を無事通すためにも覚えておきましょう。

○借金返済が滞った経歴がある

過去に借金の返済が滞った経歴がある人は、融資審査に通らない可能性があります。数日〜数週間であれば問題ないはずですが、数ヶ月単位で滞った経験がある人は厳しい審査となるでしょう。
3ヶ月以上延滞した場合、お金の事故情報として信用情報機関(いわゆるブラックリスト)に登録されてしまうので、十分注意が必要です。
ブラックリストに載ってしまうと、その先5〜10年は融資の制限が非常に厳しくなります。

○複数の消費者金融から借金がある

複数の金融機関からお金を借りていると、当然、信用度が下がります。自分がお金を貸す立場になるとわかるはずですが、複数人の人に借金をしている人に「お金貨してくれない?」と言われても、貸したくないのが本音でしょう。
稀に、「消費者金融の審査は緩いから、複数者から簡単に借りれる」と思い込んでいる人がいますが、あれは事実ではないので気をつけましょう。

○仕事や生活の安定性が低い

冒頭で、雇用形態も審査基準に入ると言いました。仕事の安定性が高い人と低い人では、やはり低い人の方が審査に落ちやすくなります。
落ちにくい人の雇用形態としては、公務員や一部上場企業の大企業の正社員などが代表的です。
反対に、フリーター、パート、自営業といった立場の人は、比較的不利になりがちです。
仕事が安定しているということは、収入が安定していることなので、返済能力が高いと判断されます。

もしも審査に落ちてしまっても…

闇金は審査がほぼありません。複数の金融機関に借金をしている人や、安定した収入がない人にも喜んでお金を貸す場合があります。
ただし、どれだけお金に困っても闇金を利用するのは絶対にNGです。一度闇金から借金をしてしまうと、違法な金利で延々と返済を迫られます。

どうしても「お金が足りない」、「借金が返済できない」という人は、弁護士や司法書士などの専門家に相談するのが賢い選択です。
融資を受ける前に、怪しい業者ではないかの確認を怠らないようにすることが大切です。

最終更新日 2023年02月10日 15367view
この記事は作成から1年以上経過しています。情報が古い場合がありますのでご注意ください。
関連豆知識 : お金 借金 ローン
   
関連エントリー
ついつい課金してしまう…スマホゲームの課金を辞める方法
みなさんスマホゲームはやっていますか?
融資審査に落ちる人に共通する4つのポイント
銀行や消費者金融から融資を受けるときに必ずあるのが、@s1@審査@/s1@です。審査がある...
クレカ嫌いの人にこそデビットカードがオススメの理由
日本にもキャッシュレス化の流れが来ていますが、@b@「クレジットカードを持つのには抵抗があ...
NISAで株主優待銘柄を買うのはあり?
@b@「株式投資始めたいけど、まだ口座を作っていない。株主優待の銘柄を持ちたいけど、NIS...
なぜ「つみたてNISA」は老後資金の備えとして注目されているのか
昨今、『老後資金は2000万円必要』などと言われています。 我々はどのようにして老後に備...
トップページ
Copyright (C) よろず