金融の豆知識

すぐにお金が必要!安全に借りる方法と注意点

借りる先は、正しい選択肢から選ぼう

「今月誕生日の大事な人にプレゼントを買いたいけど、まとまったお金がない!」こんな経験をした人は少なくないでしょう。

人によっては、「出費がかさんで生活費すら足りない」という、悲惨な状況まで追い込まれた人もいるかもしれません。
どうしてもお金が足りなくなり、一時的に借りることを検討する場合、借りる先の選択肢はどのくらいあるでしょうか。

ここでは5つの選択肢をご紹介しますが、そもそもお金を借りるという行為そのものにはどんなケースでもリスクがあるということは、まず確認しておきましょう。
正しい選択肢から選ばなければ、多額の借金から抜け出せなくなり、生活そのものを破綻させてしまうリスクがあります。

一時的にお金を借りる方法

○消費者金融

お金を借りる先として、多くの人が、まず消費者金融を思い浮かべるのではないでしょうか。
近年は、最短30分で審査完了、30日間無利息、スマホやPCから申込可能、などますます利便性が高まっています。
消費者金融に対してマイナスのイメージを持っている人も多いですが、賢く利用すればリスクもほぼなく、安全に利用できます。

○クレジットカード

クレジットカードのキャッシング機能を利用するのも方法の1つです。近年は、ATMなどで気軽に借りられるようになっているため、利便性が向上しています。
もちろん便利な反面、計画的に借りることや自制心を持つことがとても重要です。
支払い方法が、1回払い、リボ払いなど選べる点は、クレジットカードのメリットでしょう。

○公的貸付制度

本当に生活に困窮している人に向けて、緊急小口資金貸付制度、一時生活再建費といった公的な貸付制度があります。
ただし、公的なお金であるため、借りられる対象者は限られます。収入や資産、現在・過去の借り入れ履歴、生活実態などを厳しく審査され、本当に困っていると判断された場合のみ審査が通されます。相談先は、各自治体の社会福祉協議会です。

○質屋

ブランド物の時計やバッグ、貴金属、カメラ、PCなどを預ける代わりにお金を融資してもらうのが質屋の仕組みです。
メリットとしては、預けた品さえ不要であればお金を返済しなくて良い、という点です。デメリットとしては、お金を期限までに返済できなければ預けた品は質屋で販売されて誰かに買われてしまうという点でしょう。
また、消費者金融同様、借りたお金には利息がつくこともおさえておきましょう。

○家族・友人

家族・友人は、もっとも簡単に借りられるルートではありますが、1つ間違えてしまうと自分の人生に大きな影響を及ぼします。
金額が大きいほど、返すのが遅くなった場合や返せなくなった場合に、信頼を失ってしまうリスクがあるためです。
家族や友人に借りる際には、「もしかしたら関係が悪くなってしまうかもしれない」というリスクも覚悟する必要があります。

借りる時の注意点

どこから借りる場合でも言える注意点として、「本当に借りなければならない状況なのか」をまずしっかりと見直すことが大切です。
例えば、あと1週間待てば給料が入る状況で、自分が欲しいものを買うために借金をする、というのは賢い借り方とは言えません。
冒頭でも言ったように、お金を借りる行為には一定のリスクがあります。

具体的には…

・支払いが追いつかず借金が膨れ上がる
・返済遅滞によってブラックリスト(信用情報機関)に載る
・金融機関、家族・友人らからの信用を失う

といったリスクです。 自分の収入と支出を整理して、借りずに何とか賄えるのであれば、どこからも借りないに越したことはありません。
たとえ名の知れた消費者金融会社や質屋であっても、安易な気持ちで借金をすることは避けましょう。

債務整理・ヤミ金の問題は専門家に相談!

もし借りる方法や借りる先(闇金など)を誤ってしまい、多額の借金を抱えてしまったら、専門家に相談しましょう。借金の専門家は弁護士や司法書士です。
また、金融庁では多重債務の相談窓口として、いくつかの信頼できる情報を掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

金融庁「多重債務についての相談窓口」

任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理に関する問題、闇金・サラ金といった違法な消費者金融会社への対応に関する問題、を依頼者とともに、よりベストな方法で解決へ導いてくれます。

最終更新日 2019年04月12日 17413view
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