デジタル・ITの豆知識

あなたは大丈夫?スマホ依存症になる原因と治し方

依存症になる原因

そもそもなぜ人はスマホに依存するのでしょうか。主な原因は3つあります。

・不安やストレス
・SNS
・ドーパミン

家庭や学校、仕事などの生活環境に不安やストレスを感じている人は依存しやすい傾向にあります。
それらの不安やストレスをスマホのゲームや動画で紛らわして、気持ちを落ち着かせようとしているのです。
たとえば、家庭内の両親との関係が劣悪であったり、職場での仲間関係が薄かったりすると、人間に備わる、自分がどこかの組織や社会に属して落ち着きたいという「所属の欲求」が満たされません。
その不安を紛らわす(忘れさせる)ために、スマホに頼っているのです。

LINEやFacebookなどでのSNSでは、「自分がスマホを触っていない間に、友人に悪口を言われていたらどうしよう…」「あの人は普段どんな私生活なんだろう。」などと過剰に身の回りの人間関係を気にしてしまう人が、依存しやすいと言えます。

パチンコやギャンブルへの依存と同じように、スマホでのゲームや動画、SNSに熱中すると脳内のドーパミンが活発化します。
その快感は一度覚えるとなかなか消え去ることはなく、意識して制御しなければ自らコントロールすることはできません。
「いつも知らぬ間にスマホを触っている」ということが多い人は、スマホから得られる快感を気づかぬ間に求めてしまっている状態にあります。

セルフチェック項目

次の8つの項目に当てはまる数が多いほど、スマホ依存症の疑いがあります。

・寝る前、枕元に必ず置く
・朝起きたらまずはスマホを見る
・人と話している時でもスマホが気になる
・電波が入らない場所は不安
・どこに行くにもほぼ100%持ち歩く
・食事や仕事中も頻繁に触る
・どんなに疲れていても1日1回以上はゲームやSNSを必ずする
・気づいたら触っている

自分が依存症かもしれないと感じた方は、次の5つの治し方を実践してみてください。

5つの治し方

1.触る理由を書き出す

自分はなぜスマホを触ってしまうのか、を紙に実際に書き出して見ましょう。
家族や通人とケンカした時によく触ってしまう、友達からの連絡が気になる、ゲームのレベルを上げてレアキャラをゲットしたい、自分が投稿した写真への反応が気になる、など様々な理由があると思います。
触る理由がわかれば、それを1つずつ違う方法で解消していきましょう。
電話や直接会って人間関係を円滑にしたり、ゲームのアプリを消したり、といった具合です。

2.SNSをやめる

1の治し方と共通しますが、SNSそのものをやめてしまうことも依存から脱却する方法です。
友人や周りの反応が気になるのは、自分もSNSに参加しているからです。
一度アカウントを消してしまい、自分からその場から離れてしまえば、意外と簡単に忘れることができます。

3.予定を入れる

スマホを触っている時は一人の時が多いはずです。
学校・仕事終わりや休日にはあえて人と会う予定を入れて、積極的に一人の時間を失くしましょう。
スマホに触らない時間を増やすことで、自然とゲームやSNSのことが頭から離れていきます。

4.趣味を作る

スマホに依存するのは、日常生活が充実していない証拠でもあります。
スポーツや習い事など自分の好きなことに思いきり取り組むことで、自分の毎日に刺激を与えて、脳に「スマホよりも楽しいことがある!」と覚えさせます。
これは精神論ではなく、ドーパミンによる快感を別のことに置き換える、体を動かしたり人と話すことでストレス因子を減少させる、という意味からも医学的に根拠がある方法です。

5.スマホをやめる

依存が酷い場合は、スマホそのものを止めてしまう方法もあります。
必要最小限の連絡はスマホでなくても取ることができます。
「でもスマホを止めたら友人が減ってしまうかも…」と考えている人もいるかもしれませんが、その考えこそが依存原因の1つでもあります。
人間関係はそんなことで壊れるものではありませんし、反対にそんなことで終わる関係ならば「自分にとっては必要のない関係だったのだ」と割り切るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

・依存している自分を意識する
・不安やストレスを別の方法で解消する
・別の方法で快感を得る

この3つのポイントをぜひ覚えておいてください。
スマホに依存している人は、スマホに依存しなくなった自分を想像してみてください。
色々と過剰に気にする必要がなくなるので、精神的な自由を感じられるはずです。

最終更新日 2017年04月14日 12100view
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