仕事の豆知識

転職するか悩んでいる人必見！転職すべきかどうかのチェックポイント

今、日本は転職ブーム！

突然ですが、この数字が何のデータかお分かりでしょうか。

・平成24年　32.3％
・平成25年　31.9％
・平成26年　32.2％

実はこの数字は、大卒者の3年以内の離職率を表すものです。
（厚生労働省『新規学卒者の離職状況』より）

新卒者の3人に1人が離職している現状は、同時に、日本に『空前の転職ブーム』が訪れていることを表しています。
もちろん3年以内に離職した人に限らず、20代後半の中堅から30代後半のベテランまで多くの人が転職しているのが現状です。

さて、今この記事を読んでいる人は『転職するか否か悩んでいる人』だと思います。
転職は、単に「今の会社が嫌だから」、「周りにも転職している人が多いから」という理由で決断するべきものではありません。
失敗すると、自分の人生に大きなマイナスの影響を及ぼすリスクも当然あります。

では、具体的に何を基準に『転職するべきかどうか』を判断するべきなのでしょうか。

こんな人は転職するべき　チェックポイント5つ

①給与や賞与をアップさせたい

実際に転職を検討している、もしくは経験した人の動機としてもっとも多いのが給与・賞与のアップではないでしょうか。
どうしても今の給与や賞与に満足できない人、家族が増えてもっと生活費を稼ぐ必要がある人、夢や目標がありもっと給与・賞与の高い会社で働きたい人。
このような想いを持っている人は、転職を検討するべきと言えます。

②キャリアアップを目指している

日本には、実に400万社以上の企業が存在しています。その中には、高い仕事のレベルが要求される企業、そうでない企業、その中間の企業、など様々です。

たとえば、自分が今いる会社のレベルが10段階中5くらいだと感じていて、「キャリア・スキルアップのために7、8ともっとレベルの高い会社で働きたい！」という熱意を持っている人は、積極的に転職を視野に入れるべきでしょう。

③会社の経営状態が著しく悪い

経営状態が悪く今にも倒産寸前の会社に勤めている人も、転職するべき人と言えます。
何も考えないまま働き続け、会社が倒産してしまうことのリスクは『仕事がなくなる』だけではありません。

なかなか次の会社が決まらず路頭に迷う、生活費が足りなくなり借金生活に陥る、年金が払えず老後破綻のリスクが高まる、といった深刻なリスクが起こり得ます。
ですので、会社がつぶれる前に、『転職サイトに登録する』、『人脈を使って仕事を探す』といった具体的な行動を起こすことが重要です。

④今の仕事にやりがいを感じられない

働き方や人生への価値観が多様化している現代、仕事に『やりがい』を求める人は多くなりました。
本当にやりがいを感じられないと自信を持って言える人は、転職を検討しましょう。

ただし、余程、正確な情報と経験がなければ、『自分がやりがいを感じられる会社はどの会社か』を判断するのは困難です。
どんな仕事にもやりがいを見出すことはできるはずです。後で詳しく説明しますが、まずは今している仕事、今の会社でこれからできる仕事の中で、自分なりにやりがいを見つけるために努力することも必要です。

⑤明らかに労働環境が劣悪である

『転職するべき』というよりも『転職しなければならない人』もいます。それは、いわゆるブッラク企業に勤めている人です。
ブラック企業に明確な定義はありませんが、明らかにそうだと言える特徴は以下の4つです。

・パワハラやセクハラなどのハラスメントが常態化している
・年俸制やみなし残業を理由に残業代が支払われない
・大量採用と大量の早期離職が繰り返されている
・長時間労働が当たり前になっている（例：月80時間の時間外労働が半年以上続く、など）

当てはまる項目がある人は、うつ病などの精神疾患を発症する前に、離職や転職に向けた行動をとりましょう。

自分の理想は『今の会社で本当に実現できないのか』を考えてみよう

③と⑤を除く3つのチェックポイントに当てはまる人の中には、「じゃあさっそく明日、会社に退職を相談しに行こう！」と転職を決意した人もいるかもしれません。
しかし、焦りは禁物です。たとえ今の会社を辞めて転職が実現したとしても、判断を誤れば、むしろ今よりも条件の悪い会社に入社してしまう可能性も大いにあります。

会社によっては、20代は給与・賞与が低いが30代からは大幅に上がる』、『部署によっては自分が理想としている業務が思いっきりできる』という特徴を持った会社もあるでしょうですので、まずは今持っている不満や希望が、『今いる会社で実現できないか』をもう一度考えて、実行してみることも大切です。

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